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第35話 親権

Auteur: G3M
last update Date de publication: 2025-12-11 06:18:29

 夕食の後、美登里が範経と麗華、それからけいめいに言った。「ちょっと大事な話があるから、聞いてほしいの」

「何、姉さん」と範経。

「あなたの親権のことなのだけど」と美登里。

「父さんと話したの?」と範経。

「ええ、さっき電話でね。範経の親権はお母さんに移ることになったわ。そのかわり範経は麗華の面倒を見るのよ。麗華はこの家で朝食と夕食を食べて、夜は両親の家に帰る。お風呂はこの家で範経が入れてあげなさい」と美登里。

「わかったよ」と範経。

「うれしい!」と麗華。

「それから、仕事を引き続き手伝ってほしいと言ってるわ」と美登里。

「いやだと言ったら?」と範経。

「それは困るわ。この話はセットでお父さんとお母さんが合意してるから」と美登里。

「未成年のうちは仕方がないか」と範経。

「お兄ちゃんはお父さんの会社で働いてるの?」と麗華。

「そうよ。役員としてね。私もよ」と美登里。

「圭お姉さんと明お姉さんは?」と麗華。

「私たちは母の会社の役員よ」と圭。

「だから、私たちは美登里姉さんと範経兄さんとは商売敵よ」と明。

「名前だけで何もしてないよ。税金対策だから」と範経。

「うそ
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